突然の依頼
プルルルル、プルルルル

はい。ここは「ピパロン王国警備隊」の隊長トーマと申します。何か用でしょうか?

あ、はい。ピパロンテレビプロデューサーのヨーカと申します。

え、プ、プ、プロデューサーの?カリスマプロデューサーで有名な?ヨーカさ、さん?

はい。実はテレビに出演の依頼でして。

て、テレビに出演の依頼!?

はい。ピパロン王国とはどんな仕事をしているかテレビで放送したいと思っています。ピパロン王との話しはついていますが、警備隊のトーマ隊長のOKがないとダメという事でご連絡させて頂きました。

それは勿論!出演させて頂きます!

内容はドキュメンタリーで、トーマ隊長が平日と休日どうしているか、など。ザックリこんな感じです。

はあ、解りました。

まだ隊員には知らせてないので知らせてください。あと、ミーティング場所など細かい所はピパロン王に聞いて下さい。
プチッ ツー ツー

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テレビに出演?

大変だ~、テレビ局が取材に来るぞ!

えっ、テレビ局が?なんで?

それは勿論、トーマ隊長率いるピパロン王国警備隊の働きが市民の間に広まって、テレビ局も放って置けなくなったということだろ。

なんか心配ですね。トーマ隊長、緊張しすぎてヘンなこと言わないでくださいね。

なにを!ルミ隊員こそ、全国にドジっ娘ぶりをさらけだすんじゃないか?

わ、わたしは大丈夫です!

どんな番組なんでしょうか?インタビューですか?

いや、俺に密着するらしい・・・

(なんかイヤな予感)
撮影

どうも、それではこれから撮影を開始します。

はい!頑張ります!

はっはっは、いつもどうりで結構ですよ。

そんなこと言われてもカメラが気になって・・・。何か緊張が解ける方法知ってますか?

自分で出来るマッサージや、深呼吸。あと、花の香りを嗅ぐのもオススメです。

そ、そうですか。
スーッ、ハーッ(深呼吸)

そろそろ始まりますよ!

そうね。頑張りましょ♪

なんで2人が?

あの・・・始まってますよ?

ええーっ!始まってたんですか!?
あの、ここカットでお願いします!
キャーッ!ドロボー!

さっそく事件か!
いくぞ!ルミ隊員。

は、はい!(いつもと違うやる気・・・)

うう、バック盗まれた・・・
コラーっ!待ちなさーい!

盗むという物はやってはいけない事だ。今からでも間に合う!バックをこの女性に渡すんだ!

渡すもんか!

みんな、トーマ隊長に加勢するのよ!

あれ?何か凄いことに・・・

トーマ隊長、負けるな!
うおおおお!


なんか、組み体操になってる・・・あと、ホコリ舞いすぎて山登っているみたい。

それより!何で魔法使いがいるんだ!

気分。

気分で来るな!

このまま走りますよ!
ドタドタ

ひえっ!許してください!もう悪い事しません!

君のやった事は後戻り出来ない。警察署に来てもらいたい。

ぐすっ・・・はい・・・
テレビでは・・・

さあ、今日は放送される日だ!

トーマ隊長の働きぶりが放送されるなんて夢見たいですね。
ポチッとな
皆さんは、便利に暮らせる理由が分かりますか?
それは、ピパロン王国を率いる者がいるから。その率いる者について詳しく調べましょう。
20分後・・・

どういうことだ!俺の出番が無いじゃないか!

あ、その事何ですけど、どう見てもお祭りのように見えるので、この企画、ボツになりました。

トーマ隊長が逮捕するの珍しかったのに。

珍しいとはなんだ!



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