1つのオルゴール

ヤバイよヤバイよ!

どうしたんです?出川哲朗さんのパクリですか?

いや、本当にヤバイ事になってるんだよ!

確かに、まずいですよね。

そうよ。もしかしたら戦争になるかも知れないし。

え?さっき、なんて言いましたか?

戦争になるかも知れないし・・・

えっ?せ、戦争?
えええぇぇっ!!!

おいおい、新聞を読まなかったのか?

・・・四コマ漫画だけ読んで来ました。

それは読んでると言えないですね。

それはいいとして、戦争の話を詳しく!

分かったわ。
・・・ピパロン王はピアノン王に会いに行ったの。まあ、経済の話とか、たわいもない話をしていたらしいけど・・・その後が問題なのよ。
ピパロン王が足を滑らせて転んだみたい。それで、机にぶつかった拍子に近くにあったピアノン王国に代々伝わるオルゴールが机から落ちたらしくて。
その結果、オルゴールは壊れてしまったのよ。

あのー。なんでオルゴール1つで戦争になりそうなんですか?

初代ピアノン王が作らせたとされるオルゴールなんですよ。
そのため、まあ、ピアノン王は怒りますよね。

でも、2人は兄弟と聞いているんですけど。

そんな社会、甘く無いぞ。
兄弟だからって特別扱い出来るか?

ピアノン王は、「これは兄弟だからと無視出来ない。これは戦争だぁ!」・・・と。

戦争するんですか?

いや、まだ決まってはいませんよ。

・・・だとしても、両国の友好関係にひびがはいるわ。

そんなこと、和解させたらいいだけじゃないですか。
和解方法とは

え?和解?そんなの出来るんですか!?

いいアイデアがあるの?

そうだぞ!和解されないと戦争になって警備隊も大変なんだよ〜!

それは・・・

それは?

考えてない☆
ズコーっ☆

期待を裏切らないで下さいよー。

まあ、そうですよね。和解なんて私たちじゃ、どうにも・・・

なるぞ。

えっ?

ほら、ルミ隊員の頼れるあのお姉さん♥

ルナ姉の事ですか?

ルミちゃん、やっほー♪
皆さんこんにちは♪

え!?どうやって来たんですか?飛行機はもう、ピパロン王国行きの便はなくなったはずですけど。

ええっ!そうだったんですか!?
私たち、ピアノン王国へ行く時魔法の絨毯で行ったんですけど。

それは飛行機で行った所でお金がかかるからだろ?

・・・

自家用ジェットで極秘にここまで来たのよ♪

自家用ジェット!何で極秘で来たんですか?

1番の理由はルミちゃんの事が気になるっていうことだけど・・・和解させたいの、あの2人を。

流石姉妹!考えていることも一緒ですね〜!

勿論よ♪

う〜ん。そうですかねぇ?

あっ、そういえば、これは極秘だから滞在時間は2時間程しか無いのよ。

じゃあ早めに策を打たなきゃありませんね。

あの〜。ルナ隊長。うま〜くピアノン王を説得してくれませんか?

勿論。

じゃあ、ピパロン王の説得は誰がするんですか?

トーマ隊長でいいんじゃありませんか?

トーマ隊長で大丈夫そう。

トーマ隊長で問題ない思うけど。

満場一致でトーマ隊長で〜。

なんでだよっ!

じゃあ、話は決定したということで、わたしは行くわ♪

あっ、ちょ・・・

頑張って下さーい。トーマ隊長も頑張ってくださいよ。

ではごきげんよう。
バタン
仲違い

よーし、空港にも着いたし、あとちょっとの時間ゆっくりしよっと。

ルナ姉・・・ちゃんと説得お願いしますね!

ルミちゃんったら〜。
あ、この後どこ行くの?

え、スーパーですけど。

あらそう。じゃあ、メモとペンあげるから。

いやいや、そこまでしなくても。

だってルミちゃん物忘れしやすいじゃない。あ、ペンじゃなくて鉛筆の方が良かった?だったら消しゴムもあげるけど。

別にいりません!だいたい、そんな事自分でしますし。
私をなんだと思ってるんですか?

え?可愛い妹。

もう〜。そういう考え方が恥ずかしいんですって!あとルミちゃん呼びもやめてもらいます?

・・・なによ。

お願いしますって!

そういうことじゃないわよ!
こっちはルミちゃんを可愛がっているのに!その上、私の家にも来ない!

それは無関係・・・

ルミちゃんには楽しく自由に過ごして欲しかった!だから、ピパロン王国に行ったのも許した。なのに・・・

今でも楽しく過ごしてます!ルナ姉がいなくても大丈夫なんです!怒るものなら受けて立ちます!

分かったわ。じゃあ、今回の戦争で勝った方は願いを叶えてあげる。負けたら、私の願いを叶えて頂戴!

約束ですよ。これは勝負です!
ピンポンパンポーン♪
「ルナ隊長、ピアノン王国行きの出発準備ができました。急いでご乗車願います。」

ふん!
最後の希望

・・・ふん。

あ、おかえり。所でどうしたんだ?しかめっ面なんかして。

かくがくしかじかで・・・

おお〜。喧嘩か〜。

それはまずいですね。

セイジ隊員も聞いていたのか。

ルナ隊長は戦争を前提として願いを叶えてあげると話したんですよね?だとすると、戦争をしたい人が説得しますか?

・・・しないですよね。

どうするんだよ〜!
これじゃあ和解出来ないじゃないか。

すみませんっ!
なのでトーマ隊長。

え?なんで俺の話?

すっとぼけないで下さいよ。ピパロン王の説得はトーマ隊長がするって話じゃないですか。

あああーっ!やっぱり誤魔化せなかったかぁ。
カリー長官じゃ、ダメなのか?

いやあ、別に問題ないと思いますが。

ただ、真面目な人なんで、そんなの不可能だと思うかもしれませんけど。

何の話をしているんだ?声が大きいぞ。

あのっ!カリー長官!かくがくしかじかで!

まあ、それが実現出来たらいいのだが、あの状態じゃ説得なんて効かないぞ。

ちなみに、ピパロン王はどんな感じですか?

想像どうりだ。私もどう接したらいいのか分からない。

そうですか。教えて頂きありがとうございます。
って、ことでトーマ隊長は最後の希望なんですよ。

うっ、・・ううっ・・・ほ、本当隊長と会えて良かったです・・・ヒック・・・

なんでお別れ風に喋るんだよっ!

だっ、だって、トーマ隊長には色々お世話になってるから・・・ヒック・・・うぅ。

みんなそんな風に思ってくれて・・・

まあ、正確に言えば、そんなに思ってませんけど。

ガーン

まあまあ、そんな事は気にしないで、説得に行ってみては?

あ、えと、あのー。後で!

・・・もしかしたら説得に行けないかもしれませんね。
奇跡の散歩

勝手に説得と決めつけて・・・
「あら、トーマさん。こんな所で会うなんて奇遇ですね。」

!?

トーマさんもお散歩?

いや、あ、そ、その・・・

・・・ピパロン王とピアノン王を和解せたいんじゃありませんか?

ギクッ!
何でそれが分かるんですか?

あら、図星?
当てずっぽうだったのだけれど。

そうなんですよ。和解させようと思ってまして。戦争されるとちょっと大変なんで。

それは私も同じ考え。そうだ。一緒に和解させに行きません?

そんな簡単に出来ませんよ。

私は王妃だからなんとかなるわ。どう?

よし。これで俺が説得しなくても大丈夫!

あっ!タクシーっ!こっちこっち!
無計画

とりあえずピパロン王の部屋まで来たものの・・・何をするんですか?

トーマ隊長がピパロン王を説得するんでしょ?

えっ?ネル王妃が説得して下さるのではないのですか?

大丈夫よ!きっとトーマ隊長ならできるわ。私は脇で応援してるから。

ど、どうしよう、なんにも考えてないよ~
トーマの説得
ガチャ

あ。

むむ、君はトーマ隊長ではないかな?おお、ネル王妃も一緒か。

今日はね、トーマ隊長がどうしても話したいことがあるって言うで、一緒にきたの。ね、トーマ隊長。

はっ、あ、いや、その・・・

何かな?知ってのとおりピアノン王国との戦争の準備で忙しいのだ。手短にお願いするよ。

実は・・・お願いが・・・

ピアノン王国との戦争をやめて欲しいというのなら、それは出来ん!

え、えええっ!それはどうしてですか!

そもそも戦争だ!といいだしたのはピアノン王だからな。アイツがあんなに心の狭い奴だとは思わなかった。ここで目にものを見せてやるのだ!

まあまあ、そんなに怒らなくても。兄弟喧嘩はよくありませんよ。ねえ、トーマ隊長。

そ、そ、そうですよ。
戦争反対!LOVE AND PEACE・・・って、何言ってるんだ、俺は・・・

ふむ、トーマ隊長とネル王妃がそこまでいうなら戦争はやめても良いが。

本当ですか?

ピアノン王が、引き下がるとは思えんしなあ。
ネル王妃の作戦

こんにちは、ピパロン王。ご機嫌いかがですか?

おお、これはルナ隊長ではないか。機嫌は悪いぞ、君の国王のせいでな。

あれ?お姉さん?喧嘩別れしたって???

フフフ、ネル王妃、例のものをお持ちしました。

あらー、早いわねー。さすがルナ隊長は優秀ね。

なんか、俺が優秀じゃないみたい・・・

いえ、私ではなく、オルゴール職人のサルサさんが優秀なんですよ。

おお、これはオルゴールではないか!もしかしてこれは・・・

そう、私がルナ隊長に頼んで、ピアノン王国に代々伝わるオルゴールと同じものを作ってもらったの。早速、聴いて見ましょう。
ピロロン♪パロロン♪ピロパロロン♪

むむ、これは正しくピアノン王国に代々伝わるオルゴールの音色。サルサの仕事は超一流だな。

さあさあ、これをピアノン王に送って許して貰いましょう。

なんだと!あの頑固者になんでワシが謝らないといけないのだ!

ピパロン王、お、お願いします!LOVE AND PEACEでいきましょう!

きっと、ピアノン王も意地を張ってるだけで仲直りしたいと思ってますよ。

そうそう、誰かさんと一緒。

ふむ、うーん・・・わかった。手紙を書こう。でもあの頑固者はわかってくれるかのう。

後はこのルナにお任せ下さい。このオルゴールと手紙があればきっとうまくいきますわ。

頼みますよ、ルナ隊長。

ふう・・・なんか上手くいったみたい。
いつもの警備隊

・・・と、言う訳で、このトーマ隊長の活躍で、ピパロン王国の平和が守られたのだ。

どう聞いてもネル王妃の機転のおかげですよね。

それに怒って帰ったはずのルナお姉様が頑張ったということですね。

怒って帰って来ただけの妹とは大違いだな。

ふん、パトロールに行きますよ!早くして下さい。

なんか、この感じ、いつもの平和な警備隊が戻ってきましたね。

そうね。またいつものゆるい日々が始まったのね・・・



コメント