機嫌

ううう〜・・・何でなんだ!

隊長、これはゲームですよ。すごろくで怒らなくてもいいんじゃ。

ルミ。それは火に油を注ぐ言い方よ。

全部聞こえているぞ!

まあまあ。次勝てばいいじゃないですか。

19連勝のお前にには言われたくないっ!

あのー。どこからか「大変だー!」という声が聞こえるような気がするんですけれど。

トーマの兄きぃ・・・!
大変だぁ!

ちょ、ちょっと。大丈夫ですか?

皆さん・・・聞いてください!
見つけたんっす!

あ、もしかして、俺が頼んだ伝説のラーメン屋があったのか!?

違うっす。

チッ

ちょっと舌打ちはさすがに良くないですよ。

トーマの兄貴。本当に申し訳ないっす。
でも、怪盗オリー達のアジトが分かったっす!

そんな事なんてどうでもいいっ

隊長っ!?

ラーメン屋の話はどうした!?
俺が怒っていることは分かるだろ!?
お前なんて出ていけっ!
バタン!

隊長・・・

なんか、勝ってすみません。

チッ

ルミちゃ〜ん♪来たわよ〜♪

あっ、ああ、ルナ姉・・・

何かあったの?

かくがくしかじかで・・・

ふうん・・・ちょっとロッツさんが気になるからあとを付けてみるわ。
怪しげ

うーん・・・追い出されてしまったっす・・・
こうなったら、何としても証拠を見つけてトーマ隊長に手柄に・・・
オリーの達のアジトの前

しかしデカい屋敷だな~。なんで今まで見つからなかったんだろ?どう見ても怪しいっす。
・・・というわけでね、オリーさん・・・

あ、あの声は怪盗リオン?すると、隣にいるのは怪盗オリー!隠れないと!

・・・そうやって、人を馬鹿にするのが悪いクセだね、リオン君。

え~、オリーさんこそ、よくトーマ隊長をおちょくってるじゃないですか。

えー・・・それはおちょくっているわけではなく、ご挨拶なんだがな。

えー?挨拶?
オリーさんなら挨拶をしている間に盗めますよ!

ええ。そうですけれど挨拶している時は周りを見てどう盗めばいいか考えています。
例えば、隊長達の立ち位置などを確認してね。

オリーさん、凄い!

ありがとうごさいます♪
ですが、怪盗は気を緩めてはいけません。

何でですか?

私達は怪盗です。
誰かが私たちを狙っているかもしれません。

確かに!
私達は追われる身だもんね!

ですから、周りを見張ってなければいけません。
リオン君、君はここの違いが分かりますか?

や、ヤバイ・・・
し、心臓バクバクしてきたっすよ〜!

違い?そう言えばさっきから見張られているような・・・
アーッ!!!

ドキーッ!

私がひまわり植えたの知ってたんですか!?
ひまわりが私の方を向いてます!
ズコーっ☆
ガサゴソ

・・・何か音がしましたね。

野良猫でもいたんじゃないんですか?
大丈夫ですよ〜。

とにかく屋敷に戻りましょう。
屋敷の中

勢いで屋敷の中まで来てしまったっす・・・見つかるとまずい!

とにかく近くの部屋へ移動を・・・
ガチャ

な、なんだこれ!

壁はピンク色、貼ってあるポスターは怪盗オリーの写真・・・ここもしかして怪盗リオンの部屋?

ほへ〜。女子の部屋なんて見た事ないっすよ〜。

なんだこれ?「怪盗命 怪盗オリー命」って怪盗愛が凄すぎ・・・

じゃあ、となりの部屋は?
ガチャ

壁は黒色、貼ってあるポスターは警備隊本部の設計図!
もしかして怪盗オリーの部屋すか!?

金庫も置いてある・・・
中には盗んだお宝があるのかも!中身をチェックしないと!

でも、暗証番号が必要っすね。
情報屋でも、流石に知らないっす。適当に「1234」っと!
ガチャ

いや、簡単すぎ!
金庫の中に紙がある・・・
なになに?「お見事!」って書いてある。

ロッツ君。君でしたか。
誘い

ひょえ〜!バレた〜!

もう、女子の部屋なんか見ないでよ!変態っ!

ガビーン!

まあまあ。それにしてもアジトに突っ込むなんてかなり冒険家ですね〜。

えへへ〜。それほどでも〜。

私は、ロッツ君のような人は好きですよ♪

えーっ!あの情報屋が?

そこで、だ。
ロッツくん。君も怪盗になりませんか?

えーっ!

警備隊の動きを教えるだけでいいんです。どうですか♪

断るっす。

・・・今なんと?

だから、断るっす。
自分はトーマのアニキに付くって決めたっす。

・・・そうですか。気が向いたらいつでもどうぞ♪

オリーさん!ルナ隊長がこの屋敷の周りにいます!

そうですか。ロッツ君、ルナ隊長が来ています。面倒なことになる前に帰りましょう。
どゆこと?

ルナ隊長〜!
怪盗達のアジトがあったっす〜!

そうなの?
じゃあ、みんなを呼んで行かないと!

ロッツ〜!

あら、トーマ隊長!着いてきたの?

とっ、トーマの兄貴・・・!

ロッツ、俺が悪かった!

・・・え?

何の関係もないロッツに八つ当たするなんて俺が悪かった!すまない!

いや、自分も急にアジトが分かったなんて言って・・・

とてもいい所申し訳ないんだけれど、オリー達が逃げる前に屋敷に向かうわよ!

ちなみにロッツ、そのアジトはどこにある?

何言ってるんすか、目の前に・・・っ!?

目の前はラーメン屋よ?

・・・おおっ!これは、俺が頼んだ伝説のラーメン屋じゃないか!

あ、あれ?ここにあったはずなんすよ・・・

いや〜。こういうサプライズかぁ!

トーマの兄貴、そういう事じゃなくて・・・

いや〜。ロッツはいつでも気が利くなあ!機嫌を良くしようと思ったんだろ?

ロッツさん、言ってくれればいいのに〜。だったら手伝ったわよ?

そこの可愛いお嬢さんとイケメンなお兄さんたち、1杯食べるかい?

美味しいわよ?

ロッツ、奢ってやるよ!

え?いいんすか?

もちのろん!

確かにアジトはあったはずなんだけれど・・・
トーマの兄貴は喜んでいるし、まあいっか!
まだ続く

トーマ隊長達、帰りましたよ?

そうなの?じゃ、脱ごうかな。

ほーんと変装上手になったと思わないですか?オリーさん。

ええ、そうですね♪

ていうか、なんでアジトがバレたのかなあ?

私がばらしたんですよ。

ええっ!なんで!?

リオンくんの抜き打ちテストのようなものですよ。

た、確かに。バレた時はビックリしたけど、ラーメン屋台があったし、のれんもあったし・・・
もしかして、伝説のラーメン屋があるなんて吹き込んだのオリーさんですか?

はい♪
それにしても、怪盗の力が付いて来ましたね♪そろそろ盗みもしましょうか。

え?

リオンくん、片付け手伝って下さい。そのあと、アジトを引っ越して、盗みの計画を立てましょう。

え〜。忙しすぎる〜!



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